オペレーション・ゴールド(2022年) | 勝手に映画紹介!?

オペレーション・ゴールド(2022年)

オペレーション・ゴールド【DVD】 [DVD]

 

WOWOWのアクション映画特集でエアチェックしておいた「オペレーション・ゴールド」を鑑賞…“引退したのにまだ新作があったのか、ブルース・ウィリス最後のやっつけ仕事”シリーズ群の1つなんだけれども、ここ何作かは意外とまともなものもあったりして…本作はその中でもかなり出来の良い作品の印象。一応、クレジットで名前がトップに出てくるのはタラちゃんの「パルプ・フィクション」で共演しているジョン・トラヴォルタ、ブルースが二番手、with扱いのスターでスティーヴン・ドーフも出ている。監督は「マスク」「イレイザー」のチャック・ラッセルと手堅い。

 

ハワイで犯罪者を追っていた賞金稼ぎのイアン・スワンだったが…逆に、犯罪者の手下たちに取り囲まれ、被弾して、海に沈んでしまった!父から最後の連絡を受けていた、やはり賞金稼ぎの息子ライアンは…消息不明となった父を捜すためハワイへ。そこで父の亡骸と対面するハメに…。ライアンは父の最後の助言に従い、イアンの元相棒だという賞金稼ぎロビーと共に犯人を追うことに。ライアンは父が追いかけていた犯罪者ビルフォードがハワイに潜伏している可能性を示唆する。一方、ハワイに住む有力者バックリーが事件の陰で暗躍しており…。

 

さすがにオチまでこと細かく語るようなマナー違反はせんけど…これは匂わせ程度の軽いネタバレはありで、ちょっと語りたい作品かもしれないな。映画の内容を簡単に説明すると…常夏のハワイを舞台にしたクライムアクション。冒頭、ブルースが悪党たちと激しい銃撃戦を繰り広げた後…被弾して、海に沈んでしまう!これだけかと思うかもしれんが…後に回想シーンなんかも挿入されるし、“まだまだ”出番はあります、ご安心ください。この冒頭のアクションは短いながらも、後ずさりながら自動小銃ぶっ放すブルースが、どこかジョン・マクレーンを彷彿。

 

話は進み…本土から若者が1人やってくるが、これがブルースの息子。オヤジは賞金稼ぎで、追ってた悪党に殺されてしまったらしい、犯人を突き止めたいと。ブルースの息子も賞金稼ぎで、なんとなく犯人の目星もつけてる様子…そいつがハワイに潜伏してる可能性があると。そこで協力を打診するのが、ブルースの元相棒で、やっぱり賞金稼ぎをしているスティーブン・ドーフ。2人は利害が一致して、ブルースが巻き込まれた事件の真相を調べ始めるんだけど…背後には、最近、ハワイで幅を利かせるようになった有力者トラヴォルタの存在がチラつき…。

 

ブルースは最初でいなくなるし、ドーフも途中で悪党に拉致られちゃうし…結局は、ブルースの息子を演じるブレイク・ジェナーという若い役者が物語を引っ張り、トラちゃんと戦うみたいな展開に。中盤あたりの回想シーン、“過去に1度だけ会ったことがある”というブルースとトラちゃんが対峙する場面があるが…画面になかなかツーショットで映らない。これはもしかして「ヒート」のデ・ニーロとパ・チーノみたいに、実際は別撮りなんじゃね疑惑。でも…エンドロールのNG集を見ると、2人の一緒のところもある。じゃあ別のあのシーンはちゃんと共演してるのかな?

 

ここでややネタバレの記述を書きますが…ブルースもトラちゃんも過去に演じた役柄のオマージュめいた仕掛けが入ってて、個人的にはそこが本作で一番エモかった。ブルースはさすがダイ・ハードマン(死んでもしななヤツ)だし、トラちゃんの方は「フェイス/オフ」ばりの悪役だし(あの映画の中では善も悪も演じたけど)…まぁ、ブルースはマクレーンほど不死身じゃないけど。派手なアクションは、老人スターを援護する若手にお任せなところがあるけど…銃嫌いという設定で、拳に嵌めるスタンガンを愛用するブレイク・ジェナーのアクションも充分及第点。

 

 

監督:チャック・ラッセル

出演:ジョン・トラヴォルタ ブルース・ウィリス ブレイク・ジェナー スティーヴン・ドーフ プラヤ・ランドバーグ

 

 

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